ジオテキスタイルとは?
ジオテキスタイルとは英語の「大地」または「土地」に関する技術を意味するGeotechnicsと 織物のTextileを組み合わせて作られた造語であり、我が国では「土木(用途の)安定繊維材」という呼称がありますが、ここ数年の間にジオテキスタイルという用語が一般的に用いられるようになっています。
ジオテキスタイルにはどのような種類がありますか?
土木などの用途に使用される高分子材料の繊維製品やプラスチック製品は、総称してジオシンンセティックスと呼ばれ、その機能や特性を活かして土木分野では多方面に使用されています。
 JIS L0221 「ジオシンセティック用語」解説の分類ではジオシンセティックスは下図に示すようにジオテキスタイル(広義)、ジオメンブレン、ジオコンポジットの3つに大きく分類されています。

このうち広義のジオテキスタイルは同図に示されるように狭義のジオテキスタイルとジオグリッド、ジオネットおよび関連製品を含めた総称であり、狭義のジオテキスタイルは、織布(ジオウォーブン)、不織布(ジオノンウォーブン)、編物(ジオニット)の総称で透水性のあるシート状の高分子製品の事を言います。ジオメンブレンは透水性の極めて小さい、または不透水性の膜状構造の製品で、「遮水シート」や「防止シート」として多く用います。またジオコンポジットは複合製品のことです。

盛土補強の分野では引張り特性、クリープ特性ほかに優れていることが不可欠であることから、主にジオグリッドを標準的な材料として取り扱っており、「トレグリッドPF工法」は東レ(株)製ジオグリッド「トレグリッド」を用います。
(ジオテキスタイルによる)補強土壁とはどういう意味ですか?
計画される盛土形状に対して壁面に剛性の高い壁面材を適用し、盛土材料(土質)の強度不足を補うために引張り補強効果や排水補強効果を有するジオテキスタイルを敷設して、土との相互作用で盛土構造体にせん断強さや引っ張り強さの付与による安定性の高い複合的な構造物を築造することをいいます。
(ジオテキスタイルによる)補強土壁工法の利点は?
(1)急勾配にも対応可能な盛土補強工法は盛土構造物の安定とのり面の緑化および保護を一体化した盛土計画に適用できます。

(2)建設発生残土や不良土でも盛土が構築でき、植生機能のりようにより自然環境の保護も図ることが可能です。

(3)ジオテキスタイルなど盛土補強材を適用する事で急勾配でありながら高盛土に施工することが可能であることから土地を有効利用できるという利点も生まれます。
(ジオテキスタイルによる)補強土壁工法の特徴は?
(1)現場施工が簡単で工期も短縮できます。
 ・・・大型の重機や熟練工が不要です。
 ・・・のり枠や盛土補強材は軽量であるため作業が簡単です。

(2)長期にわたる耐久性に優れます。
 ・・・耐久性に優れるため土中での補強効果を持続します。

(3)パネルとの組み合わせにより壁面の緑化が可能です。
 ・・・壁面の仕上がりが美しく、植生により景観を損なうことなく自然環境に適応します。

(4)広範囲の物性の土でも施工が可能です。
 ・・・建設発生残土や不良土でも盛土構築を可能にします。

(5)のり面の勾配は選択が可能です。
 ・・・のり面勾配は土地利用に併せて選択が可能です。
ジオグリッド 「トレグリッド」 の構成形態は?

強度の高いポリエステル糸を格子状に組み合わせ、更に特殊合成樹脂をコーティングした土木用ネット型シートです。その引張り強度特性やクリープ特性、土との摩擦係数、長期耐久性、施工性ほかジオグリッドの性能・特徴は(財)土木研究センター発行の「技術審査証明報告書」に証明されます。

※土木系材料・技術審査証明報告書(技審証 第0118号)平成14年2月24日
 技術名称:盛土補強材「トレグリッド」
 審査証明依頼者:東レ株式会社
ジオテキスタイルに関する主な用語は?
主な用語につき、別ページにて解説してあります。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。
ジオテキスタイルの用途は?
ジオテキスタイルは,多種・多様の製品があり,それら製品の機能と特性に応じ,多くの土木用途に利用されています。

別ページの付表2にジオテキスタイルの主な用途の一覧を示してあるので、
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

Copyright(C) 2003 All rights reserved.